ニコチン依存症は治療できます。チャンピックスで身体の中から禁煙体質に

ここ数年で、愛煙家の立場は随分と弱くなったように感じます。
どこに行っても禁煙で、食後に一服できるレストランも少なくなってきました。
オフィスやレストラン、カフェなどはもちろん、居酒屋などでも全面禁煙の店があるくらいです。
また、短い期間でたばこの値段は倍近くまで値上がりしています。

1997年には230円で売られていたたばこが、2014年には430円出さなければ買うことができなくなりました。
17年間で、5回も値上がりしたのです。
やはりそんなに値上がりしては、身体の健康のためだけでなく、経済的な面からも禁煙する人が増え、喫煙率も低下していきます。
厚生労働省の調査によると、1990年には成人男性の半分以上にあたる53%の人が喫煙していました。

しかし、前述のたばこの銘柄が410円となった翌年の2011年には、喫煙率は32.2%と、大きく減少しています。
つまり、20年の間に、およそ20%の人が禁煙に成功したのです。
その20%の人達は、どうやって禁煙したんだろう、自分も何度も禁煙しようとしたけど、意志が弱くてダメだった…というような禁煙の挫折経験を持つ方に朗報があります。
意思の力だけでは、長年の習慣でもある喫煙をやめることは大変難しいことだと言えるでしょう。
しかし、よく考えてみてください。
煙を吸って、「うまい」と感じるなんて、おかしいと思いませんか?
たばこを吸うことで得られる、「うまい」や快感は、たばこに含まれるニコチンのせいに他なりません。

脳内にはニコチン受容体という部分があり、そこに喫煙で取り込まれたニコチンが結合することで、ドーパミンが放出されて快感を感じさせます。
よく言うニコチン依存症ですね。
「症」と付くからには、ニコチン依存症は病気だと言えます。
その病気を治療してくれるのが、チャンピックスというお薬です。
従来、禁煙時に用いられたようなパッチやガムなどではなく、チャンピックスは服用タイプのニコチン依存症治療薬です。
前述のニコチン受容体に結合し、ニコチンの場合よりは少量ですが、ドーパミンを放出させることができます。
その結果、イライラと落ち着かない禁煙時のニコチン切れを軽くしてくれるのです。

更に、誘惑に負けてつい一服してしまったとしても、「うまい」と感じにくくしてくれる効果もあります。
そもそも喫煙というのは、ニコチンが体内に取り入れられることで快感や満足感が得られるため、「たばこはうまいもの」だと誤った認識を無意識のうちにしていただけに過ぎません。
チャンピックスは、ニコチン受容体に先回りしてニコチンが必要ない状態に導いてくれるので、たばこを吸ってもうまいと感じなくなるのです。
チャンピックスは、禁煙外来のほか、個人輸入の代行業者サイトからでも購入することができます。

忙しくて受診が難しい方や、近くに禁煙外来のない方などは、利用してみると便利かもしれません。
身体のためにはもちろん、お財布のためにも、禁煙を考えてみてはいかがでしょう。

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